僕は仕事で着たワイシャツは、
近所のクリーニング屋さんに持参する。
週に何回か利用するので、近所に店舗があるのは
大変有難い話である。
2025年の年明け、
いつものようにワイシャツを店舗に持参すると、
「こちら少しですが」
とスタッフの方から
「御賽銭」と書かれた小さな紙包みをいただいた。
帰宅して中を見ると、ピカピカの五円玉が入っている。
おそらく五円=ご縁という意味をかけているのだなと
僕は勝手に解釈したのだが、
考えてみればこれを
年明けに利用される顧客全員に配るとなると、
用意するのはなかなかの労力を使うことだと
容易に想像できた。
そして昨日、いつものように店舗に行くと、
「こちら今日バレンタインですので」
とミルク味のチロルチョコ(生クリーム入り)
を一個いただいた。
それは、
日本では一般的な「女性から男性に送るチョコ」
といった意味合いではなく、
御賽銭と同じように、
顧客とのご縁を大切にしていることを
表現するチョコのように思えてならなかった。
どちらも手のひらに収まる小さな贈りもの。
でもそれは金銭的にどのくらいの価値がある
とかという次元を超えて、
日頃利用している顧客に対する
感謝の気持ちを還元しようという、
オーナーの粋な心意気が感じられるものであり、
心がほのぼのとする嬉しさを感じたのである。
そんな小さな幸せをかみしめつつ、
こういうさりげない感謝の還元を
僕自身も日頃から見習いたいな、
なんて思う瞬間であった。
秋山 純士の写メ日記
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感謝の還元秋山 純士