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秋山 純士の写メ日記

秋山 純士

秋山 純士  (40)

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  • 共感するだけじゃダメだよね
    秋山 純士
    共感するだけじゃダメだよね

    昔バーの店長をしていた時代、
    ふと社長にこんなことを言われた。
    「もっとスタッフに
    自分の弱さとか見せてもいいんじゃない」


    当時、仕事とはいえ、
    僕以外のスタッフは皆アルバイト。
    仕事意識も皆バラバラ。
    モチベーションや気分も日によって変動する。
    ただどんな状態であっても、
    お客様に対してしっかり接客することは必要。
    だからスタッフの状態が良くないときには、
    とにかくすきま時間でもいいから話す時間を作って、
    徹底的に話を聞くことに注力していた。


    店長、
    それは店の長であり、責任者であり、リーダーでもある。
    売上が下がればもちろん指摘される。
    でも売上どうこうの話は
    スタッフには言ってはいけないこと。
    あくまでそれは自分が全責任を負うもの。
    そんな思いが当初は強く、
    常にそういう重圧を背負っていることを
    誰にも打ち明けることができなかった。


    社長がどういう意図で
    僕に弱さの話をしたのかは今でも定かではない。
    そして弱さが何を意味するのかは解釈が様々であろう。
    でも自分が抱えていることを正直に話す、
    と解釈した僕は、
    スタッフに数字の話も含め、
    自分が仕事において抱えている課題を
    少しずつ話すようになった。
    意外にも、そういうことを話すようになってから、
    スタッフがより協力的になってくれた。
    それまでは任せられないような仕事も、
    違和感なくスタッフに割り振れるようにもなった。
    そしてなぜか売上も徐々に上がっていった。
    売上は、「店の雰囲気や盛り上がりに比例する」
    ことも、身をもって実感できた。


    リーダーは長である前に、一人の人間。
    完璧であろうとするあまり、
    弱みを見せられない人間よりも、
    自分の弱さや抱えているものを素直に認識し、
    アウトプットできる人間こそ、
    正直で信頼される人間なのだと思う。
    人への共感も大事だが、
    自分の方はそもそも「共感される」人間なのか。
    リーダーは人からの共感を得られてはじめて、
    周りからの本当の協力を得られる
    長になるのだと感じた経験でしたとさ。