秋山 純士の写メ日記

自分がやりたいことは何か。
これを明確化するのはとても意義のあることである。
でも実際にそれを自分の仕事
にすることには様々な意見がある。


やりたいことを仕事にしたときに、
仕事を進めていくうえで、
自分では思いもしなかった
業務や雑務にぶち当たることがある。
難なくこなせるけど、機械的な作業もあれば、
まったく自分の特性に合わずに
辟易するような業務もあるだろう。


その時に、初めて「やりたいこと」の中に
「やりたくないこと」が生まれる。
現実的な話をすれば、
「やりたくないこと」をすべて避けて
仕事をしていくことはなかなかに難しいことではある。
ときには「やりたくないこと」が多くなりすぎて、
もともとの「やりたいこと」が
やりたいことじゃなくなってしまうこともある。


そんなとき、自分に問いかける。
そのやりたいことは、やりたくないことも含めて、
「自分にしかできないこと」なのかと。
もしそうでないなら、外注するのも一つの手である。
でももしそれが「自分にしかできないこと」なのであれば、
地味で面白みを感じないタイミングがあっても、
そこに大切さを感じて真摯に取り組むことで、
幸運が巡ってくることもあるかもしれない。


この業界の仕事はまさに「自分にしかできないこと」である。
誤解を生むような表現だが、
それは僕が特段に何かに優れているという意味ではなく、
それぞれのキャストが、
それぞれのキャストにしかできないサービスや世界観を
提供するという意味である。
人と同じことをしたり、マニュアルを熟読したりするだけで
通用する世界ではない。


「自分にしかできない仕事」
その中で僕にしかできないこと、
僕だからこそできることって何なのか。
そんな思いの中、誰にでもできるバ〇ナを食べるという行為
を日課にしている矛盾をはらむ秋山であった。