【こだわった先に】- 秋山 純士(FIRST CLASS)- 出張ホスト

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秋山 純士の写メ日記

秋山 純士

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    秋山 純士
    こだわった先に

    何かをするときに、これは必需品、というものがある。
    昔野球をやっていた頃は「グローブ」がそうだったし、
    料理人をしていた頃は「包丁」がそうだった。

    自分の技術的な上手い下手はひとまずおいておいて、
    そのものが高い安いというよりは、
    自分が納得したものを使いたいという一種のこだわり
    があった気がする。

    だからグローブを買うときも包丁を買うときも真剣だった。
    包丁に至っては包丁を研ぐ砥石まで、
    こだわりにこだわったものを買った。
    寿司屋で働いていた時代には、
    まだ仕事をそれほど任されてもいないのに、
    包丁のきれいさには人一倍こだわっていた。
    仕事ができるといわれる人は、
    所作はもちろんやはり使っている道具も美しかった記憶がある。

    それだけに技術の未熟さを指摘されるよりも、
    使っている道具に関して指摘されることの方が
    100倍恥ずかしいことだと感じていた。

    今となっては包丁もグローブも使わなくなってしまったが、
    日常的に身につける衣服であったり、
    靴であったりにはやはりこだわりを
    持って購入するという部分は変わっていない。

    こだわりを持つがゆえに、
    これというものにはなかなか出会えないものだが、
    出会えた時の喜びはひとしお。
    やはりこだわりを持って手に入れるからこそ、
    愛着を持って手入れができるし、
    それが自分の一部になるという感覚があるのだと思う。




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