かれこれ10年以上も前の話。
お休みの日に近くの中華料理屋に行って、
僕は「酸辣湯麺」を注文しました。
頼んだ時の僕の心情は、
今日はすっぱからいものを食べたい!そんな感じです。
いざ、実食。
え。ものすごく辛いぞ。辛すぎる…
食べている途中で僕の鼻からは血が出てきました。
いわゆる「鼻☆血」です。
中国人の店員さんは僕の顔を見て笑いながら、
大量のおしぼりを持ってきてくれました。
僕は鼻血を出しながらその酸辣湯麵を平らげました。
それをきっかけに僕は、
その店員さんに顔を覚えられてしまいました。
そしてまさか、後日来店した時に再び、
何を思ったか僕は酸辣湯麵を注文してしまったのです。
その店員さんはニヤリとして厨房にオーダーを伝えに行きました。
提供された酸辣湯麵をおそるおそる口に入れてみると、
なんと辛さが抑えられているではありませんか。
マイルドな辛さと酸味の絶妙なコンビネーション。
血を流すというボディランゲージは国境を超えるのですね。
辛さを抑えてほしいという僕の想いは、
中国人の厨房スタッフさんに届いたようです。
これぞ、心の叫び。
血を流して本当に良かったと思えるひとときでした。
秋山 純士の写メ日記
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血がカヨッタ瞬間秋山 純士