誰かとごはんを食べに行くとき、
「お肉を食べに行こう」
「魚系がいいな」
「イタリアンが好き」
こういうやりとりはよく聞くが、
「野菜を食べたい」
こういうリクエストを出す人はほとんどいないような気がする。
つまり野菜は食べものの中では主役になりにくいポジションなのである。
でも実は秋山、野菜がかなり好きなのである(ベジタリアンではない)。
というか野菜(+米)の味にはうるさい。
留学を終えて日本に帰国してから食べた「かぼちゃの煮物」
有機農業発祥の地で食べた、ただ茹でただけの力強い「小松菜」の味
学生時代農業のバイトをしていた時に食べた糖度マックスの「新玉ねぎの味噌汁」
学生時代牛の世話のバイトをしていた時に食べた炊き立ての「新米(茨城産)」
本来主役にはあまりなりえないこれらの食の感動は、いまだに自分の中に生き続けている。
最近、ランチで食べた担々麺にのっていた絶妙な茹で加減のチンゲン菜を食して、
こんな記憶が呼び起こされたのである。
都会にいて感じることは、野菜や米を美味しいと感じる瞬間が非常に少ないということ。
野菜が美味しいイタリアン、お米が美味しい和食屋さんがもっと増えてほしいと切に願う秋山である。
(いや、普通に美味しいのだろうが、その美味しさをもっと大切にしてほしい)
秋山 純士の写メ日記
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脇役こそ主役秋山 純士