何か一つのものを突き詰める。一生涯、同じ仕事をやり続ける。
僕は元来そういうタイプの人間だと思っていた。
しかし結論から言うと、僕は幾度も方向転換をしており、一つのものを突き詰めてきたという感覚はない。
大学も一度中退しているし、仕事も何度か転職をしている。
あれだけ強い思い入れを抱いていた寿司職人も、3年ちょっとで辞めている。
ただ僕の場合、それは単純に辛くて辞める、という問題ではなかった。
自分の属している世界を超える何かがそこにはある、と感じたときに、次のステップを踏む決断をしてきた。
大学を変える決断をしたときも、
寿司屋に就職することを決めたときも、
寿司屋を辞めて和食の世界に飛び込むと決めたときも、
料理の世界に一区切りつけてバーの店長になると決めたときも、
そこには必ず自分の中に、次の世界での「新たな経験」をイメージしていたように思う。
様々な世界に属し、様々な経験を積んだことによって、今の自分が形成されている。
一つの世界を深堀し続けてもいいし、深堀した結果違う世界を見出し、その世界を新たに深堀するのも間違いではない。
一定期間その世界に属し、物事に従事することで、自分がそこから何かを得ることが大事だ。
僕の今後の使命は、その一つ一つの経験をどうつなげるか。
スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば、
Connecting the dots.である。
秋山 純士の写メ日記
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井の中の蛙はいつしか大海を知りたくなる秋山 純士