「すみません」
これは日本人にとって非常に便利かつ曖昧なことばだ。
軽い謝罪的な意味で使われることもあれば、親切にされたときに使われることもしばしば。
あとは誰かに話しかけるときに第一声としても使える。
英語で言うところのExcuse me.である。
ただ英語のExcuse me.の本来の意味は、「(これから起こることに対する)許可」を得る表現で、
簡単な感謝を伝える意味はない。
「ありがとう」はThank you.
「(既に起こったことに対する)謝罪や悲しさ」を表す表現はI’m sorry.である。
だから人に親切にされたときや感謝の気持ちを伝えたいときは、素直に「ありがとう」、
お詫びの気持ちを伝えたいときは「ごめん」や「申し訳ございません」を使うようにしている。
特に感謝の気持ちは「ありがとう」を使った方が、相手の気持ちをハッピーにできるし、
自分もそのことばを使い続けることで、幸せ感が高まり、
自分の置かれている境遇や何気ない日常に感謝の念を抱きやすくなる(ような気がする)。
ことばには、常に敏感でありたい。
秋山 純士の写メ日記
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ことばの力秋山 純士