季節ごとに変わる気温や景色
それ以外にも香りの変化がある
春は桜の香り
夏は森林の香り
秋は金木犀の香り
冬は甘い香り
あくまで私のイメージではあるがおおよそこの香りであろう
その中でも断トツで秋の金木犀の香りが好きである
時は10数年前、倉科が小学生だった時
いつもの帰り道、早く友達と遊ぶために早足で帰っていた。
特に気にせず毎日通っていた道からいい匂いがした
最初はよく分からなかったが足を止めた
どこからこの香りがするんだろう
少年は嗅覚を頼りに辺りを探してオレンジ色の花を咲かせた木を見つけた。
何の木なんだろう
少年には木の名前が分からなかった。
家に帰って調べたところ‘’金木犀‘’という名前であることを知った
それから毎日の行き帰りはそこの場所を通るのが楽しみになった
あの時から今日まで、秋の季節になると金木犀を探している
何気ない通り道には、今でも思い出させてくれる‘’モノ‘’(木)があった。
日常の何気ない日々にも、実は見落としているだけで
自分が大切にしたいなにかが隠れているのかも知れないと感じた出来事であった。
倉科 あつきの写メ日記
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僕の好きな香り倉科 あつき