例えば,待ち合わせの相手が遅刻してきたとき,
「私のことなんかどうでもいいんだ」と思うか,
「電車の遅延とかあったのかな」と思うかは自分次第。
そのとき,自分がどう思うかの方針を決めるのは,
これまでの経験や学習によって形成される
『スキーマ』であると言われています。
いつもモヤモヤとネガティブ思考に陥りがちな人は,
『スキーマ』が偏っているかもしれません。
『スキーマ』は新たな体験や学習で変えられる。
そして,何を体験し,何を学習するかは選ぶことができる。
実際の心理支援で行われる『認知行動療法』は,この考え方に基づいています。
自分が何を見て,何を感じ,何を考えるのか。
何を体験し,何を学習すればネガティブにならないのか。
時々,少し俯瞰してみることも大切かもしれませんね。