大崎 一成の写メ日記

倉科くんと出会って
どれくらい経つだろうか？

倉科くんの歴が1年6ヶ月って書いてあるから、
おそらくそれくらいになるのだろう。

とはいえ、
実際に彼と会ったのは数える程。

公式キャス。
女風BAR。
基本的にそこでしか会わない。

一緒に飲みにいくこともないし、
一緒にご飯を食べることもない。
遊んだこともなければ、
連絡を取り合うこともない。

帰り道が途中まで一緒だと
世間話はするけれど、その程度。

お互いのことなんて、
知ってるようで何も知らないのかもしれない。

普段何をしてるのか、
どこでどんな風に生活してるのか、
過去の恋愛経験や、
過去の学生生活。

家族の話や友達の話、
職場での話。

少しは話すけど、
それがホントか嘘か、
ほとんど知らない。

だけど、
僕は倉科くんが好きだ。
とても人当たりがいいし、可愛げがある。
話していて気持ちがいい。

最上級のうわべ。
僕はFIRST CLASSの仲間に対してそう思う。

同じお店に集まり、
同じコンセプトの元で活動する。
それだけで親しみがある。

それぞれ理由があって
ここに辿り着いたんだろう。

だけど、
その理由も知らない、
知らなくていい。

必要以上に知らないからこそ、
大好きでいられる関係がある。

倉科くんに限らず、
安藤さんも三崎くんも
高遠くんも秋山さんも
ほかにもみんな。

そんな最高のうわべの付き合いが、
僕の人生を豊かにしてくれる。
彩ってくれる。

ここにしかないものもある。
僕の人生の中の1ページに確実に刻まれている。

いつか引退した後も、
僕の心に残り続ける。

そんな出会いが、ここにある。

それは大崎と倉科だけじゃない。
大崎とみなさん、
倉科とみなさん、

これはこれで最高の関係だと僕は思う。