ふとした瞬間に思い出すキスがある。
特別にドラマチックだったわけでも、
映画のワンシーンのようだったわけでもない。
唇が触れ合ったあの一瞬に
「この人とは合うかもしれない」って
心の奥で小さく何かが鳴った。
キスって不思議。
言葉よりも
もっと深く、
もっと素直に、
相手と繋がれるような気がする。
合う人とは、
ほんの少し触れただけで、
身体の温度も呼吸も心拍も
どこか同じリズムになる。
合わない人とは、
どんなに愛していてもどこかちぐはぐ。
「キスの相性」なんて、理屈じゃない。
あのとき感じたぴったりと重なる感覚。
思い出すたびに少しだけ胸が熱くなる。
そんな思い出。
きっと誰にだってあるだろう。
大崎 一成の写メ日記
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相性大崎 一成