生きていくと増えていくたくさんの思い出。
心の中に写真のように積み重なって、
心のアルバムが作られていく。
風景や音、匂いなどが脳裏に焼き付いている。
人生を積み重ねれば重ねる程、
たくさんの思い出が僕たちを豊かにしてくれる。
それはまるで、携帯電話の写真フォルダのよう。
見返せば懐かしく、色褪せることのない思い出たち。
そんな大切な宝物を僕はしっかりと噛み締めたい。
人間の記憶というのは意外に曖昧で、
とても都合よくできている。
終わってしまった思い出は美化されていることが多い。
誰かとの関係が続いている中では、
幸せな思い出より失敗や不満が漏れてくることもある。
思い出す時によって感じる感情も違うし、
記憶の陰に隠れてしまう思いもある。
思い出が増えれば増えるほど、
一つ一つの写真の表示は小さくなる。
しっかりと拡大していかないと
見えない思いもあるだろう。
一つ一つを、広げて、感じて、
忘れないように、見落とさないように
しっかりと自分の中で育てていく。
幸せだった瞬間を決して忘れてしまわぬように。
何よりも大切なのは記憶と経験。
それが人生の宝物。
大崎 一成の写メ日記
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思い出のスクロール大崎 一成