ピンとくる人はいるだろうか?
「PJ」
これは僕に取っての青春とも言えると思う。
僕が携帯電話を親に与えてもらったのは、
高校生の時だった。
この時は親元を離れて暮らすようになるから、
正当に与えてもらった。
今から書くのは中学生の頃の話。
僕の世代は中学生で携帯電話を持っている人は、
少数派だったと思う。
しかし、当時は持っている人たちが羨ましく、
みんなが持っているもののように感じた。
放課後も休みの日も、
みんなはメールでやり取りしていた。
自分も携帯電話が欲しかったし、
メールのやり取りにとても憧れた。
当時14歳前後の僕に取っては
当然、親の許可がないと持つことはできなかった。
しかし、どこからともなく現れた救世主。
僕のような学生がひっそりと使っていたのが
「PJ」なのだ。
プリペイド式の携帯電話。
本体を購入し、
プリペイドカードのカードを認証すれば
買った分だけ使えるというもの。
親の承諾は必要なし。
プリペイドカードは3000円分だったと思う。
本体の値段はあまり覚えてない。
お小遣いを貯め、
ひっそりと使っていた思い出が懐かしい。
最終的には母親に見つかって没収されたような。。。
今はどこにあるんだろう。
一生懸命、お小遣いを貯めて、
コソコソコソコソ、悪いことをする。
(犯罪ではない)
そんな時間は今思えばとても青春。
親に決められたルールの中で、
もしくは自分のできる範囲で少し越えて。
そんな時間はかけがえなかった気がする。
そんな「PJ」こと
プリペイド携帯も
近年は防犯の観点から存在しない。
今の時代では当たり前か。
携帯電話は完全な個人情報。
携帯一つあればいろんな事ができてしまう。
当然悪い事も。
それが足がつかずに、使い捨てられる。
今の時代では恐ろしい。
時代と共に変換していく。
そんな世界。
目の前の今を精一杯楽しみたい。
大崎 一成の写メ日記
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PJ大崎 一成