僕たちは全てのものを借りている。
この地球から。
あなたのものだと思っている全てのものを。
スマホもカバンも、家もお金も、
この身体さえも。
死んだら持っていけないし、必要ない。
今この瞬間を楽しむために、
今この瞬間を素晴らしいものにするために、
地球から借りて生活している。
生まれてから死ぬまで、
何十年かの間に
本当に手にするものは記憶と経験。
借り物はそのための道具でしかない。
幸せな経験も苦労した経験も、
楽しい記憶も苦い記憶も、
振り返る時には全ていい思い出になる。
どんな経験だとしても、ないよりあった方がいい。
それだけが僕らにとって唯一無二のものだから。
波があるから楽しさを感じる。
楽しいだけの毎日はきっとどこかで楽しくなくなる。
逆も然り、
辛いだけの人生は生きてる意味を感じなくなる。
良いことも悪いこともあるから、
人生は楽しいと感じるのだと思う。
与えられた道具を使って、
たくさんの経験と記憶を身につける。
それがきっと人生なんだと思う。
大崎 一成の写メ日記
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あなたは何も持ってない、もちろん僕も大崎 一成