お客様の立場でも、
キャストの立場でも、
いつか女風を辞める時が来ると思う。
それはきっと僕も一緒で、すぐではなくても、
いつかはきっと辞めると思う。
だけど、キャストとして過ごした期間に、
出会った人達のことを一生忘れることはないだろう。
女性用風俗。
それだけで特別な空間であり、
普通では出会うことのない関係だ。
共に過ごした時間、
話した事、
行った場所、
食べたもの。
こうした記憶が染み込んでいる。
いつか僕が辞めると決めた時、
後悔のないように。
お会いしてくれたお客様が辞める時、
笑顔で楽しく思い出してもらえるように。
そんな気持ちを忘れてはいけないと思った。
人生は長いようで短い。
共に過ごせる時間も限られている。
だからこそ今は一緒に、
大切な時間を焼き付けていけたらと思う。
大崎 一成の写メ日記
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女風をやめる大崎 一成