三崎 誠人の写メ日記

こんにちは、三崎誠人です。


6月に入りました。
入っちゃいました。
…入っちゃったね。

今月もえろえろとよろしくお願いいたします。

そんな冗談や軽いノリが多い三崎も、一応はサラリーを頂いているおMANさんでございまして
たまーに、ふと思い出す元上司がいるんです。

異動初日、みんなが静かに見守る中での自己紹介。
そこでその方は簡単に自分の経歴を話した後に、こう言いました。
「右も左も、上も下も分かりませんが、よろしくお願いいたします。」照笑

…うーん、つまんにゃい。
結果として場の空気はダダ滑りとなり、誰も次の言葉を発せない微妙な時間が数秒流れました。

もちろん、別部署からの異動で初めて触れる業務も多く、最初からすべて分かるはずもありません。
現場で求めていたのは「なんでも知っている人」ではなく
知らないことをどう乗り越えるか」を見せてくれる人でした。

こちらとしては、即戦力である必要はなかったんです。
当時の補佐役だった三崎が、しっかりフォローする体制も整っていましたし、慣れていただくまである程度時間をかけるつもりでした。

ただ、あの一言から始まり、異動になる最後まで「右も左も分上も下もからないまま」だった印象は否めません。

人事を始め、他上司との間で「大器晩成型かもしれない」と話したこともあります。
でも、いつ“晩成”するのかは結局分からずじまい。
いやむしろ、こっちが気づかないうちに晩成してた説も、なくもなくもなくもない。

年齢的には決して若手ではなく、それなりに社会人経験もある方だったので
「年の功」という形で何かしらの強みが見えてくることを期待していました。
しかし現場で感じたのは、「振れる袖がないなら、どうにか布を織る努力をしてほしかったなぁ」ということ。

インシデントやトラブル対応では、ちょこちょこ登場されました。
そのたびに三崎が、静かに、でも必死に後処理をしていたのは、今となってはちょっとした思ひ出です。

思い返せば最初の自己紹介で、たとえば
「分からないことばかりですが、早く慣れるよう努力します」
そんなひと言があれば、印象も関係ももう少し違ったかもしれません。

…もちろん「かもしれない」ですけどね。

きっと、ありのままの自分を受け入れてもらいたい、という思いもあったのだと思います。
でも、組織やチームって、どうしても「姿勢」や「言葉選び」に敏感なんですよね。
後は「結果」や「成果物」次第かな。

がんばります！の一言があるかないかで、周りの見え方も支え方も変わってきます。

無理して飾る必要は決してないけれど、前向きな空気は多少なりとも伝わっていてほしい
あの頃の経験から、そんなことをよく思います。

……今頃どうしているんでしょうね、あのおじさん。
ふと思い出す程度には、記憶に残る人だったことは確かです。


なんて、たまにはこんな話でも。
通称たまこんです。


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三崎誠人（みさきまこと）

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