人は、横顔に惚れる。
なぜなら、<横顔を見せる>という行為は
<貴方を見返すことなく、貴方に私の像を与える>という意味を持つから。
二人並んで歩く、ただそれだけの事がこの上なく尊いのは
お互いに、美しい自分の姿を与え合うことになるから。
<見ること>は本来刺し貫く暴力。
だから人様の<視線>はあまりにも痛い。
それでも二人、お互いの頬を刺し合いながら
隣り合って歩んで行けるのならば、
二人の関係はもはや<国>と呼んでいいのでしょう。
そしてそのような国は
きっと誰の目にも眩しいものになることでしょう。
至(いと)高き国に栄光あれ。アーメン。ギョメイギョジ。