https://open.spotify.com/intl-ja/track/2cK7SJ2O3CqDRHeixvFKgh?si=a6955a3fa5354f00
Your folks might understand you, By and by
(皆はやがて君のことを分かってくれるだろう) ―カーティス・メイフィールド
「新しき酒は新しき皮袋に」ということわざがある。
この言葉は、よく発酵してガスの出るワインを保存する際に、弾力のある新しい皮の袋を使わないと破裂してしまうことから転じて、
<新しいアイデアやひらめきを受け入れる為には、それまで蓄えた偏見や思い込みから自由にならなければならない>
という意味で用いられている。
逆に言えば、何事においても、新しすぎるものやそれまでに無かったもの、珍奇なものは、受け入れる側の心の用意が必要だ。
学問の世界でも、メンデルの遺伝の研究、ヴェーゲナーの大陸移動説、ダーウィンの進化論のように、時間を掛けて(中には提唱者の死後にさえなって)理解された説は沢山ある。むしろ、基本的に一朝一夕にはいかない。
もし貴女が、自身では力を尽くしているのに、周りから理解を得られなかったりせずに苦しんでいるのなら、
それは貴女が「新しすぎる」からであり、周囲の方が無理解と偏見にまみれているからだ。
そして、そういった人々は往々にして目に見えるもの、すなわち結果さえあれば信じてくれる。
結果が出るまで、信じて手を動かしながら待つ。
急ぐことばかり教える時代だからこそ、貴重な能力だ。