真のスコットランド人論法という誤謬、議論のミスリード法がある。
これは議論のテクニックの一つで、例えば
A「長崎市民はどんな料理でも甘い味付けが好きなものだ」
B「友達の西くんは長崎育ちだけど、甘いもの苦手で食べないよ?」
A「でも真の長崎県民は甘い味付けが好きなんだよ」
といった風に、真の(true)という言葉を後付けして、自説をかたくなに守る悪あがきがこれに当たる。
この論法自体は自己弁護のためのであり、一言で云ってしまえば卑怯な手でしかないが
これを他者のために適用すると、話は変わってくる。
A(○○さんはめったに愚痴を言わない)
A(でもこの間の休憩中、仕事の愚痴をこぼしていた)
A(しかし真の○○さんはそんな他責指向の人ではない。つまり職場の現体制に問題がある。)
といった風に、他者を理想化することで相手への尊敬を維持したまま、真の問題に目を向けることが出来るのだ。
もし、あなたの信頼している相手に何か狂いが見えたとき。
そして、その人のことを信じ続けていたいとき。
思い出してほしい。
その狂いは、決して彼女/彼が望んだ本来の姿ではないということを。
まあ要は「ちゃんとして!」ということである。
↓↓「ちゃんとして!」の元ネタはこちら
https://kaikan.co/tokyo/657/20242/diary/316860/
堂本 巧の写メ日記
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真のスコットランド人論法堂本 巧