僕はおうち時間では映画を観たり、ゲームをしたりすることが多いんですがたまに小説を読んだりもします。
ミステリー小説が好きなんですが、その中でも「叙述トリック」が使われている小説が大好きです!
「叙述トリック」とは…
推理小説やサスペンス小説などの文章の記述に仕掛けを施し、読者の先入観や認識を誤認させる手法。
つまり、普通に読んでいるだけでは分からない答えが物語の中に隠されており、最後にその仕掛けが明かされるような読者を騙す小説のことです。
色々な作品があるのですが、僕のおすすめは
「殺戮にいたる病」という作品です。
猟奇殺人を行うサイコキラー、その家族、事件を追う刑事の3人の視点から物語が描かれていて、冒頭で犯人が誰かが示されてから物語が始まります。
「えっ、犯人分かってるやん。ここからどういう展開になるんだろう。」って最初は思いながら読んでいくんですが、
これ、絶対に騙されます!
僕は叙述トリックものだと知って読み始めたんですが、まんまと見事に騙されました。
最後の数行で思わず声を上げて、「えっ!」ってなります。
どこに仕掛けがあるのか警戒しながら読んでいても全く気付けなかったです。笑
そしてパラパラと読み返したら所々の文章に仕掛けが施されていることに気が付いて、「そういうことか!」と点と点が線で繋がります。
この瞬間が本当に楽しい。笑
まさに騙される快感!
かなりグロテスクな描写が多いので苦手な方は注意していただきたいんですが、そこを乗り越えると必ず最後に唖然とするような結末と、呆然とするような絶妙な読後感が待っています。
3人の視点が交互に入れ替わりながら物語が進むのも飽きないし、途中から結末にかけてのスピード感やドキドキする瞬間が多くて思わず一気読みしてしまいます!
興味のある方、ぜひ読んでみて感想聞かせてください☺️
同じような叙述トリックものだと「イニシエーション・ラブ」なんかもおすすめです!
こっちは映画化もされているので知っている人も多いかな?
「騙される快感」を味わってみたい方はぜひ!
片桐 聖那の写メ日記
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騙される快感片桐 聖那