前に書いた日記です。
好評だったのでまた載せます。
ぜひ読んでください。
【「大丈夫」という嘘】
被り客なんて大嫌い。
口コミを見るのも大嫌い。
スケジュールも見たくない。
掲示板も見たくない。
他の女と会っているなんて思いたくもない。
他の人といちゃいちゃしたりキスしたりしないでよ。
私を一番大切にしてよ。
私だけを見て。
私だけ特別だと言って。
私はあなたを独占したいの。
私じゃない人に優しくしないでよ。
もっと大切にしてほしいの。
迷惑をかけないように 私はずっと頑張ってる。
お願い。
安心させて。
優しいあなたは こういう気持ちを
好きなセラピストの迷惑になるからって
言わないで我慢して
こんな気持ちの代わりに
いつも元気そうに
明るく気丈に 笑ってくれているんだよね。
「私は大丈夫」と 大丈夫なふりして 言ってくれてるんだよね。
いつも 嘘をつかせちゃってごめんね。
本当は大丈夫じゃないこと ちゃんと知ってるから。
だけどあなたは きっと今日も セラピストに対して
無言のうちに 優しくて思いやりに満ちた一日を過ごしたのだろう。
気づいてもらえなくても。
褒めてもらえなくても。
あなたは優しすぎるから それが心配なんだよ?
あなたが セラピストについてきた優しい嘘は きっと数えきれないぐらい 多いよね?
その度にあなたは たった一人で泣いていたんだと思う。
大丈夫と嘘をついてくれた
優しさの回数分
あなたの好きな人が
今夜夢であなたを抱きしめてくれますように。