日本の浮世絵は、アート史を語る上でなくてはならないピースである。
その浮世絵のなかで、最も有名な作者が「葛飾北斎」だ。
「富嶽三十六景」や「北斎漫画」、北斎の作品は亡くなってから170年以上経った今でも国内外の人々を魅了し続けている。
そんな偉大な作家葛飾北斎が、90年の生涯で残した作品は3万点以上。
毎日1点ずつ作品を描き続けたとして、3万点描きあげるまでに約82年かかる。
北斎の好きなエピソードがある。
ある日、北斎は涙を流しながら絵を描いていた。
娘が北斎になぜ泣いているのかと質問したとろこ、北斎は「猫一匹すらまともに描けねえ」と言ったそうだ。
その時、北斎82歳。
もうすでに浮世絵界の巨匠であり、人気実力的にトップであったはずだ。
この北斎のエピソードから感じたことは、「死ぬまで純粋に絵がうまくなりたいと願い、本物を描こうと拘りつづけた男」だということ。
誰も自分を成長させてはくれない。
(成長へのサポートはしてくれるが)
自分を成長させるのは、いつも自分の「想い」と「行動」だけだ。
そして、「想い」と「行動」さえあれば、いくつになっても成長し続けることができる。
金子 トモヤ
金子 トモヤの写メ日記
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死ぬまで成長し続けた男金子 トモヤ