女性は、いつもいくつもの顔を持って生きている。
仕事をしているときは
部下として、上司として、同僚として。
家に帰れば、母親だったり、娘だったり。
友達と過ごすとき、恋人や夫と過ごすとき。
それぞれの場面で、言葉も態度も自然と変えている。
職場では強くあらなきゃいけなくて、
家では甘える隙もなくて、
友達には明るく振る舞って、
恋人には嫌われないように言葉を選ぶ。
「自分らしさ」って、なんだろう。
本当の私って、どれなんだろう。
そんなふうに思ったことがある女性は、きっと少なくないと思う。
だからこそ、
素のままの自分を出せる時間って、本当に貴重だ。
役割も気遣いもいらない時間に、
ようやく「自分に戻れる」ような場所に。
あなたが今、
誰かに会いたくなる理由がもしあるとしたら、
それはきっと、素のあなたでいられる相手に、無意識に会いたくなってるのかもしれない。
その時間、その感覚、
どうか、これからも大事にしてほしい。
“何役もこなすあなた”を、
ちゃんと解いてあげられる時間があるように。
だからこそ僕は、
何者でもない“あなた”でいられる場所になりたい。
誰のためでもなく、役割も背負わずにいられる時間を届けたい。
言葉を選ばなくていいし、がんばらなくていい。
素直な気持ちを、そのまま出してくれていい。
そうしてくれた時間の中に、「やっと本当の自分に戻れた」って、思ってもらえたら嬉しい。
水沢 恭輔の写メ日記
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【役割を脱ぐ場所】水沢 恭輔