どれだけ丁寧に接してもらっていても、
「足りない」とさらに求めてしまう気持ちが湧いてくることがある。
でもその感情は、本当にもらえていないからなのだろうか。
もしかしたら、うまく受け取れていないだけなのかもしれない。
心の受け皿に穴があいていると、いくら丁寧に接されても、すり抜けてしまい、中には何も残らない。
どんなに優しい言葉をかけられても、どんなに気にかけてもらっても、拾えなかったら、心には残らない。
そうなると、
「足りないこと」「もらえなかったもの」ばかりが積もっていって、本当はそこにあった優しさまで、なかったことになってしまう。
でも、器にちゃんと溜めていける人は、些細なことでも幸せを感じられるし、
幸せだけを、ちゃんと数えていられる。
満たされるとは、与えられた“量”じゃなくて、拾い方なんだと思う。
まず、自分の中に「心の受け皿」をつくろう。
こぼれ落ちてしまうものじゃなくて、ちゃんと受け止めて、残せる形を。
無いものを探すより、
もらえたものをちゃんと拾って、大切にできたら、「足りない」ばかりにとらわれなくなっていく。
そしてセラピストは、たくさん貯まるようにたくさん注ごう。
僕もあなたの器を一緒に育てていきたい。
水沢 恭輔の写メ日記
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【心の受け皿】水沢 恭輔