この業界にいると、たくさん話を聞いて、たくさんの感情に触れる。
その中で気づいたことがある。
それは「女性の感情に責任を持てない男」があまりにも多いということ。
たとえば、こんなことを言う男がいる。
「そんなつもりで言ったんじゃない」
「勝手に誤解したんでしょ」
「重いって言ってるわけじゃないよ」
でも、結局は女性の涙や不安や怒りを、女性側の問題にして逃げてるだけだと思う。
女性は勝手に不安になったわけじゃない。
そこには必ず、不安にさせた原因や、傷つけられた瞬間があったはず。
それなのに「そんなふうに受け取るほうが悪い」なんて突き放されると
女性は自分の感情を否定されたような気持ちになる。
女性の心は繊細だけれど、決して弱くはない。
誰かの前で素直な感情を見せるのは、信じたいと思えたからこその行動。
だからこそ、その感情を受け止める覚悟のない男が、最初から期待を持たせるようなことを言うべきじゃない。
セラピストとして、僕はそんなふうに責任を放り出す男とは、違う存在でいたい。
女性の感情は「面倒」なんかじゃない。
あなたの不安も、寂しさも、愛しさも、全部、ちゃんと大切なものだ。
だから、どうか忘れないでほしい。
感情を出せたあなたが悪いんじゃない。
それを受け止める器を持たなかった相手のほうが未熟だっただけ。
あなたの気持ちは、間違ってなんかいない。
水沢 恭輔の写メ日記
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【感情の責任を女性に押しつける男】水沢 恭輔