どれだけ長く一緒にいても
どれほどの回数で会っても
何も感じない相手がいる。
反対に
ほんの少ししか共に過ごしていなくても
なぜか忘れられない印象を残す人がいる。
世界中で
今日も
たった今も
無数の出逢いが繰り返されている。
僕たち人間は
子供の頃から
誰かに出会っては別れ
別れでてはまた誰かに出会うを繰り返して
人生が形成されていく。
誰かの心を動かす人とは
条件なんて全く関係ない。
一緒にどこに行ったか
何回会ったか
何時間一緒にいたか
何をしたのか
何を食べたのか
笑ったのか
楽しかったのか
思い出が作れたか
幸せだったのか
こういうことは
実は、どれも関係がない。
これらは
すべてが
そこに付随しているものにすぎないから。
最も重要なこととは
奇跡的に出逢い
その相手が
「あなた」であったこと。
あなたが
そのセラピストの前に
表われてくれたこと。
それがすべてだ。
あなたがあなたというだけで
もうすでに
男の心に
深い何かを残している。
あなたが
泣こうが喚こうが
あなたが本音を言おうが言えまいが
あなたが好きな男に
幸せを与えてようが与えまいが
そんなことはどうでもいい。
あなたがあなたというだけで
あなただけが伝えられる何かがある。
男の心の奥底の
もっと奥の深いところに
あなただけが触れることができて
あなただけが響かせた
何かがある。
永遠とは一瞬のこと。
あなたと過ごした「あの一瞬」が
男の中で永遠になっている。
特別さなんていらない。
誰かに勝つことも無意味だ。
あなたがあなたというだけで
もうすでに
その男にとって
特別な存在なのだから。
永遠とは一瞬のこと。
あの時の
ほんのわずかな出来事において
あなたが見せたあなたの何かが
男を変えたのだ。
その一瞬が二人の永遠になる。
あなたはただ、あなたであるだけで
その男にとって永遠に忘れられない女になっている。