セラピストに覚えてもらおうなんてしなくていい。
好きな人に忘れられるかもという不安も持たなくていい。
「嫌われるかも」という心配は杞憂だ。
誰かの記憶に残るとは「その一つ」にすべてが在る。
誰かに好かれることも「その一つ」に宿っている。
あなたの姿はもうすでにセラピストの心に刺さっている。
あなたがセラピストにかけた一言
あなたが見せた笑顔
あなたが差し出した思いやり
優しいDM
あなたのはにかむ表情
あなたの真剣な眼差し
あなたの匂い
キスしたときの心地よさ
ハグしたときのしっくり感
ベッドの上で触れ合っているときの言葉にならない感覚
男は女性のこんなところから
男の自分一人だけでは決して感じられない「何か」を得ている。
だからあなたは
もうすでに
好きな人の心に「何か」を残しているのだ。
あなたが好きなセラピストと過ごしてきた
「その一つ一つ」が
二人をいつだって繋いでいる。
「その一つ一つ」が人生の一ページに刻まれている。
あなたの好きなセラピストが
寂しくて孤独な夜に
あなの残響によって
男はじっくりと自分を回復させている。