セラピストに出会った頃はもっと話が盛り上がったとか、最近セラピストの会話が減ったという悩みを聞くことがある。
最初の頃はもっと優しかったとか、もっと話題を振ってくれたとか。
セラピストからの会話が少なくなると、前よりもセラピストが楽しんでいないと思ってしまうかもしれない。
男が会話が少なくなる理由はあまり知られていないのかも。
男は女性よりも会話が苦手な人が多い。何も考えていないわけじゃなくて、女性のように会話で盛り上がることはもともと少ないのだと思ってる。
仕事の話ならテーマが決まっているからいくらでも話したいことが出てくるけれど、普通の会話って何を話していいのか分からなくなる男はけっこう多いと思う。
セラピストとして楽しく会話をするのはもちろんなのだが、リピートしていただいて女性の存在に安心できると、男は自然に口数が減ってしまうのだ。
それは冷たくなったのではなくあなたを信頼して安心しているからだ。
そう思えば会話が減ることがあっても、それは親密になれたからだと思えるのではないだろうか。
会話しなくても伝わることがあるから、隣にいて沈黙の時間も一緒に味わえたら幸せなのかもしれない。仲良くなれるにつれてきっと二人の過ごし方も良い方へと変わっていくのだろう。