藤依 実誠の写メ日記

私達は未来を想像するとき直線的に考えがちだ
『今日という日が続けばきっとこの場所に辿り着くだろう』と漠然と未来を想像する

でも過去を振り返ると、十年前の自分はこっちを向いていない
二十年前の自分もまた全く違う方向を向いている
今まで生きてきた道程は曲がりくねったワインディングロードであって、決して直線で結ばれているものではない

弱さゆえの選択、稚拙な言動、致命的なミス、不本意な出来事、理不尽な事故、様々なトラブルがあるたびに道は曲がり、その度に迷い、また違う道を見つけては直線を思い浮かべ、そしてまた躓く、この繰り返し
今までそうだったように、多分これからも道は曲がりくねっているでしょう

今日がもし『嫌なことがあった日』『厄介が続く日』だったとして、そこにフォーカスすれば異常事態かもしれないが、人生全体を俯瞰して見ればそれは極々ありふれた出来事なんですよ

こんなときだからこそ、繰り返しの日々にそっと忘れかけていたドキドキやトキメキを探しに行くのも悪くはないでしょう
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