幸福にはそれ相応の不安が付纏う
人間が最も恐れるのは幸福とも言われているだけあって、幸せになろうと思えば不安を請け負う覚悟をしなければならない
しかし不安ばかりに囚われていれば折角手に入れた幸福も息苦しく感じてしまうことでしょう
その不安を“忘れている”一時こそが至福の時間ではないかと思う時がある
どんな時に不安を忘れることができるのかといえば、くだらないことに夢中になっているときだったりする
生産性の無いただただ面白いだけの動画を観ながらはしたなく笑っているとき、自分とは全く関係のない主人公に自分を憑依させて映画に没入しているとき、ひとりであてもなくただただハシゴ酒に勤しむとき等
生産性の観点から見れば自分の人生には全く貢献しないくだらないことばかりだが、それが不安を忘れさせてくれる救いになることだってある
幸福を運営するためには不安と向き合わねばならないが、その不安を忘れることも幸福を運営するために必要なことであって、そのために世の中にはくだらないことが溢れているのだと
幸福に付纏う不安は、解消するものではなく、たまには忘れ去るもの
やるべきことをやって、くだらないことに夢中になり不安を忘れる、この循環が最強なんじゃないかと
藤依 実誠の写メ日記
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くだらない藤依 実誠