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悠真の写メ日記

  • 尊敬できる人
    悠真
    尊敬できる人

    職場の上司からよく言われるのですが、私の顔を見るや否や「どんなときでも平和そうな顔してるよね」「悩みがなさそう」「怒ったことないでしょ?」等など。もともと童顔で涼し気な顔つきをしているのでそういう風に見えているだけなんでしょうけど(笑)もちろんそんなことはなくて、不安を全く感じることなく1日を終える事ができる日なんて1年で数えるほど。大きなトラブルがなかったとしても、ちょっとした嫌な思いをすることは日常茶飯事。でもそれを表情や口には絶対に出さないようにしているだけです。


    でも、心の中に溜め込んだ不安を誰かに知ってほしい。そんなときに何でも気さくに相談できる人がいます。今でも仲良くしてもらっている高校時代の野球部の先輩です。前回の日記は1冊の本から学んだことを書かせていただきましたが、今回はある1人の人間から学んだことを。


    高校3年間は野球部に所属していたのですが、ある大事な試合でエラーをしたことで自分の学校は負けてしまったため監督や先輩からかなりキツイ言葉を受ける日々が続き、責任を一人で背負うような形になっていました。そんなときに救いの手を差し伸べてくれた一人の先輩です。


    人間って一番苦しいときに寄り添ってくれる人に本当の信頼を寄せるんだなぁ、としみじみと感じています。あの当時先輩は私を感情的に責めず、かといって優しく慰めるわけでもなく落ち込んでいる私に静かにこう言いました。「エラーをしたことをプラスに捉えろ」。つまり「失敗から学べ」ですね。チーム全体の雰囲気が沈んでしまっていたあの状況の中で、他人の私の成長を見据えてフォローできる心の広さ。先輩を見ていると自分の軸を大切にしているからか余裕を感じるし、周りの流行に操られない強さを感じます。そして自分の弱さも受け入れている自然体な雰囲気。だから私も安心して自然体で付き合える。



    今、自分が会社でマネジメントをする立場になってみて、先輩から学んだことを活かす機会はとても多い。例えば誰かに「こうなってほしい」と要求する場合は、自分自身がそのような人間になっていないといけない。相手が変わることを望む前に自分が変わるように努力する。後輩に何かを教えるときに常に意識しているのは自立できるようにフォローするという点です。表面上のテクニックや近道のための方法を覚えても一時的には難を逃れる事が出来るかもしれないけど本当の力には結びつかない。最終的には自分で考えて解決できるような社会人になってほしい。


    また、弱さを受け入れることで人は成長が必要だと考えるようになります。だから「失敗は前進だ」と口癖みたいによく言っています。そして失敗しても決して責めないことも大事。後でなぜそうしようと思ったのか、その子の考え方や背景を知ると「なるほどなぁ」と納得出来ることが多いんですよ。自分と異なる意見だとしても、先入観や思い込みというフィルターを外して「内面や背景を知る大切さ」と「自分が絶対正しいと思い込まないこと」。同じ職場で働く仲間、いつもお世話になっている契約先のお客様。日頃の自分の言葉や態度は多方面から常に見られているからこそ良い影響を与える存在になりたい。先輩が私に実践してくれたように。


    偉そうなことをダラダラと書いていますが、だからと言って周りに合わせようと無理して本来の自分を誤魔化したり虚勢を張る必要なんて全くないです。自分を強く見せることが信頼につながるとは思っていません。セラピストとして活動していくなかでは自然体のあなたと向き合っていきたいと思っています。そして、そのように感じてもらえる人間になれるように私自身も努力しなければいけないと思っています。


    悠真