◆前編の続き
マクドナルドが講じた「ヘルシー路線」が失敗した5つの理由と、
本当の失敗原因として、一部の顧客からの「ヘルシーなメニューを求める声」に従いすぎてしまったことがある
(そのほかの多くの顧客がマクドナルドらしさを求めていたということを見過ごしていた)
ということをご紹介いたしました。
後編ではいよいよここから学べるキーメッセージを…
この失敗から、私たちが学べる教訓があります。
それは「自分らしさを大切にすること」です。
マーケティングの世界では、昔からこうした現象が繰り返されています。
◆顧客の声は万能ではない
例えば、冷蔵庫の新機能に関するアンケートを取ったとします。
顧客が「こういう機能が欲しい」と答えたからといって、それを実際に商品化しても売れるとは限りません。
スマホの進化でも似た話がありますね。
顧客の声はヒントにはなりますが、『それを盲目的に従うと本質を見失う』ことがあります。
これ、私たちの生活でもよくありませんか?
周囲の意見に流されて、自分が本当にやりたいこと・本来の目的を見失う、みたいな体験を…
◆自分らしさを追求しよう
ここで大切なのは、自分自身の"らしさ"を見つめ直すことです。
マクドナルドにとっての"らしさ"が「美味しくて手軽なジャンクフード」だったように、私たちにもそれぞれの個性や価値観があります。
例えばSNSが普及して、「きれい」「完璧」なものが目立つ世の中ですが、
『それが本当に自分に必要なことかどうか』を一度考えてみるのもいいかもしれません。
◆今、求められている自分でいよう
もう一つ大事なことは、"今"の自分に求められていることを体現することです。
これは日本人が得意とする考え方らしいのですが、「自分が置かれている状況で何が求められているのか」を感じ取り、それを表現する力ですね。
もちろん、すべての期待に応える必要はありません。
ただ、『自分らしさを保ちながら、周囲の状況に合わせて適応すること』が大事なんです。
◆終わりに
というわけで、「マクドナルドの失敗から学ぶ、“自分らしさを追求すること”の大切さ」についてお話ししました。
まとめると、
①一部の人の意見に盲目的に従いすぎると本質・主目的を見失いやすい
(自分がどう在りたいか?を常に信念として心に刻み、その信念を見失わない)
②自分らしさを追求する
(自分の長所は?好きなことは?価値観は?それらをどのようにして信念に繋げてる?この辺りを常に自分に問いかけて自己理解の解像度を高める)
③今、求められていることを体現する
(あなたは“多くの人”からどんなことを求めてるか?あなたは“多くの人”に対して何が出来るか?を把握し、周囲の一人ひとりと相互認識する)
これらを意識することで、周囲に流されず、心地よい生き方ができるようになると思います。
皆さんも、堂々と自分らしさを磨いて行きましょう!
あなたの強み・魅力・信念(ポリシーって書いたほうが柔らかいかな?)
是非私にも見せてくださいね。
私も「あなたのそういうところが素敵」とか「あなたのそういう部分を尊敬します」という部分をドンドン見つけて、
これからも直接あなたに言葉と行動で伝えていきます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
良い1日をお過ごしくださいね。
Noah 日向
日向の写メ日記
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【コラム】マクドナルドの失敗から学ぶ“◯◯を追求する大切さ”(後編)日向