最近自分の中でふと立ち止まる瞬間があった。
女風セラピストとして活動する中でXのDMや配信を通してお客様との関わりが“無料のコンテンツ”のように消費されていく空気を感じることが増えてきた。
もちろん、自分自身もDMでのやり取りを大切にしてきたつもりだ。
初めての方にとって相手がどんな人かわからないまま会うのは不安だと思う。
だからこそ事前にメッセージで会話をして少しでも安心してもらえたらと思っていた。
好きなこと、苦手なこと、どんな風に過ごしたいか。
そういったヒントを聞いておくことで当日の時間をより心地よいものにできる。
そう信じてやってきた。
でもある日ふと思った。
その安心感や信頼感が“無料”で済まされてしまってないか?
配信で声を聞けるDMで気軽に会話ができる、そういう便利さが“会いに行かなくても満たされる”という錯覚を生んでしまってないか?
もちろん選ぶのはお客様自身だ。
お金を払ってでも会いに来てくださる。
そこには覚悟も、期待も、勇気も込められている。
俺はその気持ちに応えたいと思っている。
選んでくれたことの意味を、ちゃんと受け止めたい。
DMや配信では伝えきれない空気感がある。
目の前で交わす会話、沈黙、表情、距離感、温度
それは画面越しには絶対に伝えられないものだ。
俺は“商品”であると同時に“人”として、その時間にしっかりと価値を感じてもらえるように向き合いたい。
無料で味わえるものではなく、お金を払ってでも得たいと思える体験を届けたい。
だからこそ胸を張って言える。
損はさせない。
その時間に込めたすべてをちゃんと受け取ってもらえるように。
今日もプロとしてこの仕事と向き合っている。
昴の写メ日記
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女風が無料コンテンツになりかけてる昴