人と関わってると、「なんでかわからないけどしんどい」ってなる瞬間があると思います。
自分はこの仕事をするようになってそういう“目に見えない疲れ”みたいなものにもっと敏感になった気がします。
触れる前からわかることもあるし、ほんの数分話しただけで「あ、なんか抱えてるな」って感じることもあります。
香水みたいに香るわけじゃないけど空気の中になんとなく滲んでる。
その人の“今”みたいなものが。
体の疲れはほぐせても心のしんどさは触れ方を間違えると逆に傷つけてしまう。
だから俺は手を置く前に必ず空気を読むようにしています。
たとえば言葉数が少ない時。
黙ってるのに何かを伝えようとしてる時。
それってきっと言葉にできない“何か”が溢れてる証拠で。
俺にできることはすごくシンプルかもしれません。
少し丁寧に話を聞くとか力を抜いて触れるとか、ただその人の呼吸に合わせるとか。
でもその積み重ねでふっと心の重りが軽くなる瞬間があったらいいなと思ってます。
だから、もし今この日記を読んでいる方が理由のわからないしんどさに包まれてるならそれは“ご自身のせい”じゃない。
きっと周りの空気を誰よりも吸い込んでしまうくらい優しいだけなんです。
俺はその優しさごとそっと包むように触れられる人でいたい。
そう思って今日もこの手を使ってます。
昴の写メ日記
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伝わらないはずのものが伝わってしまう時昴