「今日は全部、お任せしたいです」
そんなふうに言ってくださるお客様がときどきいます。
会話も流れもプレイの主導権もぜんぶこちらにゆだねてくれる。
女風の世界にも、「ドミナント(主導する側)」と「サブミッシブ(ゆだねる側)」という関係性を求める方がいます。
これは、ただのSやMという言葉では表しきれない、もっと深い信頼のやりとりです。
「少し強くされたい」
「何も考えず、全部委ねたい」
「誰かに支配されることで安心できる」
そう感じる方も少なくありません。
でもこれって特別な性癖の話じゃなくて日常に疲れた心が“自由から少し解放されたい”って思ってる証拠なのかもしれません。
たとえば普段、自分たちはこんなふうに日々いろんなことを決めています。
・今日なにを着るか
・ごはんは何を食べるか
・誰とLINEを返すか
・仕事で何を優先するか
小さな選択の積み重ねで、一日が過ぎていきます。
そして気づかないうちに、「自分で決めること」に疲れてしまうこともあるんです。
そんな時、「今日は何も考えたくない」「誰かに委ねたい」って思うのは、とても自然なこと。
心理学では「選択が多すぎると、逆に苦しくなる」という考え方があります。
これを「選択のパラドックス」と呼んだりしますが、難しく考えなくても大丈夫。
選べるものが多いっていろんな意味でプレッシャーなんです。
たとえば
・メニューが多すぎて決められない
・新しいスマホ、どれが正解かわからない
・SNSで「もっといい選択があったんじゃ?」って後悔する
こういう経験、誰でもありますよね。
だからこそ、「誰かに決めてもらうこと」って安心できたりほっとできたりする。
それがたとえ、ちょっと強引なスキンシップや支配されるようなプレイだったとしても、
信頼できる相手になら、ゆだねたくなる。そんな感覚です。
女風のドミサブは、言葉だけ見ると少しハードに感じるかもしれませんが、
本質は「委ねる安心」と「受け止める覚悟」のやりとり。
「全部を任せても大丈夫」
「この人なら、ちゃんと受け止めてくれる」
そんな信頼があるからこそ、成り立つ関係です。
選択肢が多いことが自由に見える時代だけど、
ときには、選ばない自由が心を楽にしてくれることもある。
委ねることで、自分が満たされる時間になることもある。
もしお客様が今少しでも「疲れたな」「何も考えたくないな」と感じていたらそんな気持ちもどうか大切にしてあげてください。
そして必要なら、誰かにそっと預けてみてもいいと思います。
それがお客様にとっての「自由」になることもあるから。
昴の写メ日記
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支配がもたらす安心感昴