「セラピストって、仕事だから優しくしてるだけでしょ?」
そんなふうに思ってしまうお客様ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
たしかにこれは“サービス”という形で成り立っている仕事です。
でもそれだけでは語れないものがあると昴は思っています。
というのも実際にはお客様の優しさに救われていることの方がずっと多いからです。
たとえば「私といて退屈じゃなかったかな」
「昴さん、無理して話を合わせてないかな」
「もっと話をふったほうがよかったかも」
そうやって自分のふるまいを振り返って、“気を遣わせてしまったかもしれない”と考えるお客様。
その想像力と相手を思いやる気持ち。
それってものすごく繊細であたたかいことです。
でもねそんなお客様にこそ伝えたいことがあります。
その優しさはもう十分に伝わっています。
だからこそ少しだけ肩の力を抜いてもらえたらなと思います。
お客様が笑ってくれたり、「今日は来てよかった」って言ってくださったりそんな何気ない瞬間が俺にとっては本当にうれしいこと。
「退屈じゃないかな?」なんて心配されているその時間に実はこっちは「なんて素敵な方なんだろう」と思っていることだってよくあります。
セラピストの本音ってすごくシンプルです。
お客様がその時間を自分らしく過ごしてくれること。
それだけで十分すぎるくらいなんです。
無理に盛り上げようとしなくてもいいし笑顔を作らなくてもいいし沈黙が続いたって大丈夫。
その空間に“お客様がいてくれること”そのものがもうありがたいことなんです。
だからもっと自分の気持ちを大切にしてほしい。
疲れたら静かに甘えていいし、話したいことがあれば思うままに言葉にしてほしい。
何も考えずただ身をゆだねるだけでもいい。
女風はお客様が「自分に戻る」ための時間でもあります。
だからどうか、「優しくされる理由」を疑わなくて大丈夫です。
その優しさは、仕事の向こう側にちゃんとあるものです。
今日も会いに来てくれたお客様が少しでも心からくつろげるように。
昴はそのひとときをまっすぐに迎えに行きます。
昴の写メ日記
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「優しくされる理由」を疑わなくても大丈夫です昴