『幸せな人生を送る秘訣は、小さな喜びを積み重ねること』
これは、ある哲学者の言葉だそうです。
きっと多くの人が耳にしたことがあるかもしれません。
でも実際に「小さな喜び」を意識しながら過ごしている人って案外少ないのかもしれません。
人はどうしても大きな出来事に目がいきがちです。
成功とか、特別な出会いとか、何かを達成した瞬間とか。
そういう“わかりやすい幸せ”を追いかけてしまうけれど、本当の幸福ってもっと地味で静かな場所に転がってるものなんじゃないかと最近よく思います。
たとえば朝、体重計に乗ったとき、前日より0.3kg減っていたこと。
ごはんを炊いたら、ちょうどいい炊き加減だったこと。
鍵が一発で鍵穴に入ったこと。
バスに乗ったら座れたこと。
そのどれもが誰にも褒められないような“ささいなこと”。
でもそれにちゃんと気づけた日は、不思議と心が柔らかくなる。
そして女風の現場でもそうした“ささやかな喜び”はたくさんあります。
お客様が初めて来てくれた日よりも少しだけリラックスした表情を見せてくれたとき。
照れながらも「今日は来てよかった」と言ってくださったとき。
何も言わずに、ふっと手を繋いでくれたとき。
そういう小さな瞬間に出会うたびに、「ああ、今日もこの仕事をしてよかったな」と思います。
女風は派手なことが目的じゃありません。
むしろ日常のどこかでふと感じる“寂しさ”や“虚しさ”にそっと寄り添うための場所。
だからこそ大きなドラマはなくてもいいんです。
ただ誰にも言えなかったことを吐き出して、肌と肌が触れ合うことで少し安心できて帰るころには少しだけ顔色が明るくなっている。
それで十分。
小さな「うれしい」の積み重ねがお客様にとってもそして自分にとっても、確かな“幸せの感触”として残っていくような気がしています。
もしかすると今はまだうまく見つけられないというお客様もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。
“うれしい”は、ちゃんと日常の中に落ちてます。
それに気づくセンサーを取り戻すために、誰かと過ごす時間が必要なときもある。
そんなときは女風の時間を思い出してもらえたら。
昴はお客様の「小さな幸せ」が増えていくお手伝いができたらといつも思っています。
昴の写メ日記
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小さな“うれしい”が人生をやさしくしてくれる昴