「自分なんてまだまだで…」
「たいしたことはできませんが…」
そんな言葉を口にするたび自分を控えめに見せているつもりでした。
でも最近それは本当の意味での“謙虚”とは違うのではないかと感じるようになりました。
この仕事は自分という存在をまるごと差し出す仕事です。
お客様は数ある中から「昴」という人間を選んで時間とお金を使ってくださっています。
その価値を一番信じていなければいけないのは自分自身なのだと思います。
たとえばスーパーに並ぶ野菜に「見た目は悪いですが味はまあまあです」と書かれていたら少し手に取りにくくなってしまいませんか?
本当はおいしくても、その言葉一つで「選ばれる理由」が薄れてしまいます。
謙虚さとは自分を過小評価することではありません。
必要以上に自分を語らずとも、やるべきことを丁寧にやり続ける姿勢が信頼につながっていく。
それが本当の意味での謙虚さだと今では思います。
自信があるからといって、偉そうになる必要はありません。
むしろ自分の価値をきちんと認めることができるからこそ目の前の相手に対して真摯に向き合えるのだと思います。
かつて俺は照れ隠しのように「自分なんて」と言っていました。
でもそれを聞いた人がどう感じるかまで考えられていなかった。
「そんなに自信がないなら、他の人にしようかな」と思わせてしまう可能性だってあります。
指名をいただくということはそれだけで信頼の証です。
その信頼に応えるにはまず自分が自分の価値を疑わないこと。
自分を安売りしないことがお客様に対する最低限の誠意だと思います。
女風の世界には素敵なセラピストがたくさんいます。
その中で私を選んでくださることは当たり前ではありません。
だからこそ、堂々と、でも奢らずに、
「自分にできること」を自信を持って差し出せるセラピストでありたいと思っています。
これからも自分を大切にしながら、お客様の大切な時間にしっかりと応えていけるよう誠実に在り続けたいです。
昴の写メ日記
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「謙虚」と「自信のなさ」は似て非なるもの。昴