昔の自分を思い返して、恥ずかしくなることがあります。
技術講習を受けたとき、なんだかそれだけで自分が成長した気になってた。
“ちゃんと学んでる”っていう安心感に包まれて、どこかで満足してしまってた。
でもそれってただの“知った気になってただけ”だったんですよね。
どれだけいい技術を習ってもそれを施術に活かさなきゃ意味がない。
どれだけ高額なセミナーに通っても実際にお客様が満足できなければただの趣味で終わってしまう。
女風って学んだことをそのままやれば満足してもらえるほど甘い世界じゃない。
毎回の施術が答え合わせだと思います。
「あ、このやり方は合わないな」
「この触れ方は、もう少しゆっくりの方がよかったかも」
そうやって少しずつ微調整を重ねて自分の手になじませていく。
ようやく自分の“技術”になっていく。
でもねそれでもまだ終わりじゃない。
本当に難しいのは“自分の色”を持つことだと思うんです。
誰がやっても同じような施術じゃなくて、
「昴じゃなきゃ意味がない」って思ってもらえる技術。
それを作るためには講習で教わった通りにやるんじゃ足りない。
大切なのはそこから“自分だけの答え”を見つけていくこと。
たとえば料理だってそう。
レシピ通りに作るだけなら誰でもできる。
でもそこに自分の感性や味付けが加わるから他にはない“その人の味”になる。
施術も同じだと思ってます。
誰かに教わったことを、自分なりに消化して自分なりのテンポやリズムに変えていく。
ときには無駄だと思ってた手技があるお客様にとっては“救い”になることだってある。
俺はそういう施術を積み重ねていきたい。
“正解”よりも“お客様にとって心地いい”を目指したい。
まだまだ完成なんてしていません。
むしろ、ずっと未完成でいたいと思ってる。
その都度アップデートして、もっと喜んでもらえるように変わっていきたいから。
「昴でよかった」って、そう言ってもらえるように。
「他の誰でもなく、あなたに会いたかった」って、そう思ってもらえるように。
量産型のセラピストで終わりたくない。
あなただけのオンリーワンでありたい。
今日も自分の“手”を磨き続けていきます。
昴の写メ日記
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「この人じゃなきゃ」と思われるために昴