「もっとこうしたらいいのに。」
こんな風に思ったこときっと誰にでもあるはずです。
自分もこれまでよかれと思って助言をしたりアドバイスをしたりして、結果として相手を不快にさせてしまった経験があります。
例えば仕事の中で「この方が効率的ですよ」と言った一言が相手には「偉そうだ」と受け取られたこともありました。
それは自分が相手との距離感を見誤っていたから。
相手の立場や状況を考えるよりも自分の価値観ややり方を押し付けてしまったんだと思います。
最近「相手の気持ちに感情移入するのではなく思いをはせる」という考え方を知りました。
思いをはせるとは相手の状況や感情を「ただ眺める」こと。
まるで映画を観るように相手の言葉や行動をそのまま受け取ってそこに過剰な解釈を加えないことを意識します。
こうして眺めてみると不思議と「自分には何ができるだろう」と自然に考えられるようになります。
相手の問題を自分が解決しようと焦るのではなく寄り添うための適切な距離感が見えてくる気がします。
一方で自分の中にある「思い込み」が相手との距離を縮めすぎたり、逆に遠ざけたりしてしまうこともあります。
例えば「この人はきっと私の意見を嫌うに違いない」と思い込むと必要以上に遠慮してしまったり、逆に過剰な気遣いで相手を疲れさせてしまうことも。
自分たちの思い込みは自分が生まれ育った環境や社会からの影響によって形作られています。
でもそれは本当に「自分自身の価値観」なのでしょうか?
改めて問い直してみると、距離感に対する自分の考え方にも新しい発見があります。
どんな人とでも適度な距離感を保つためには、相手を「眺める」ことが有効だと感じます。
相手の言葉をそのまま受け取りありのままの姿を尊重すること。
そしてもし可能なら少しずつ「一緒にいてラク」と思われる存在を目指してみるのもいいかもしれませんね。
昴の写メ日記
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近づきすぎて疲れる人、遠ざけすぎて嫌われる人昴