時間いっぱいぎっしり詰め込むような施術はあまり好きじゃない。
もちろんその時間の中でできる限りのことはしたいし、来てくれた人が満足してくれるように真剣に向き合ってる。
でも、ぎりぎりまで刺激を重ねて終わりと同時にすぐ現実に戻されるような時間にはしたくない。
性感って触れて、感じて、反応して。
その先に静かに訪れる“余韻”がある。
たとえば、施術のあとの沈黙。
ふたりとも声を出さずに呼吸だけが交わっている時間。
あれってすごく尊いと思う。
そこに、“満ちた”って感覚がある。
だから俺はラスト数分も丁寧に使いたい。
バスタオルで包むときの手の温度、優しく話しかける声のトーン。
施術が終わったあとに少し間を取って背中をさすることもある。
それはただの“仕上げ”じゃなくてその人の心と身体を、静かに日常に戻していく時間。
気持ちよさって刺激の強さじゃなくて、そのあとどれだけ“満たされた感覚”が残るかだと思う。
だから俺にとって時間の中で一番大事なのは終わった“あとの時間”かもしれない。
また会いたいと思ってもらえる施術ってきっと余韻が心に残ってる施術だと思うから。
昴の写メ日記
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時間いっぱいじゃなくて、余韻まで含めてが施術昴