Noah

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昴の写メ日記

  • 本番行為について
    本番行為について

    「本番ってできるんですか?」

    この質問、意外とたまに届きます。
    特に初めて女風を利用される方や性感に興味を持ちはじめたばかりの方から。
    なかには施術中に「したい」と口にされる方もいらっしゃいます。

    気持ちが高まって触れ合うなかでそう思うのは自然なことだと思います。
    相手の温度や吐息、音、匂いいろんな感覚が重なったときもっと繋がりたいと願ってしまう気持ちそれはとても人間らしくて否定なんてできるものではありません。

    でも女風というサービスでは“本番行為”は禁止されています。
    これはルールとして定められているもので、自分個人の判断で曲げられるものではありません。
    身体の安全衛生面の配慮そして何より「安心してこの場所に来られる」という信頼感を守るために大切な約束ごとです。

    それでも、「じゃあ、気持ちよくなれないの?」と不安になる方がいたらそれは違うと伝えたい。

    自分はこれまでいろんな感覚に寄り添ってきました。
    どう触れられたら気持ちいいのかどんなタイミングで身体が開くのか相手の呼吸や表情を観察しながら少しずつ確かめてきたつもりです。

    そのなかで気づいたのは“気持ちよさ”は行為の種類じゃなく「誰と、どう過ごすか」によって深まるものだということ。

    実は自分自身は“本番行為”というものがあまり好きではありません。
    過去の経験のなかで少し傷になってしまったことがあって。
    その感覚が今でも心の奥に残っています。
    詳しく話すつもりはありませんが自分にとってその行為は“快楽”ではなくなってしまったんです。

    だからこそ、自分は“それ以外の心地よさ”をずっと追いかけてきました。

    たとえば“クンニ”。これは自分の中でひとつの代表的なプレイです。
    時間をかけて、少しずつ、じっくりと。
    相手の反応を感じながら、恥ずかしさや緊張がとけていくその瞬間をゆっくり一緒に味わいたい。
    そうやって丁寧に積み重ねた時間のなかで、時に本番以上の快感が生まれることもあります。

    直接的じゃないからこそ想像や感覚がふくらんで、
    触れられること見つめられること耳元で囁かれること
    それだけで、全身がほどけていくような瞬間ってあるんです。

    それでも「どうしても、奥まで満たされるような感覚がほしい」と感じる方には選択肢がないわけではありません。
    過去にダブルプレイをしたときに「ペニスバンド(通称ペニバン)」を使ったことがあって擬似的な挿入を試したことがあります。
    本物とは違うけれど自分はそれに関しては抵抗がありません。
    興味がある方には、ルールの範囲内でご提案することもできます。

    “本番”じゃなくても、心と身体をつなげることはできます。
    むしろ触れ合いの中で丁寧に築かれる快感のほうが、
    その人の深い部分に届くことがあると何度も感じてきました。

    だから自分としては無理に境界を越えることよりも、その人が“心からほぐれていく過程”を大切にしたい。
    安心して身を任せられる空気感、そのなかでふと訪れる瞬間。
    それが自分にとっての「この仕事をしていてよかった」と思える時間です。

    どうかルールの中でもっと自由にそして豊かに楽しんでほしい。
    女風だからこそできることも、きっとたくさんあります。
    その中で「昴とでしか味わえない気持ちよさ」を感じてもらえたら、それ以上に嬉しいことはありません。