Noah

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昴の写メ日記

  • “濡れない自分”を気にする必要はまったくない
    “濡れない自分”を気にする必要はまったくない

    「濡れなくてすみません」って、謝る人がいる。
    でも俺はいつも、その言葉を聞くたびに、なんだか胸がぎゅっとなる。


     


    濡れているかどうかは、快感の証明じゃない。


    身体って、日によっても違うし、心の状態や体調、ホルモンのリズムにも影響される。
    それはすごく自然なこと。


     


    感じているのに、濡れないこともある。
    逆に、そこまで気持ちが乗ってなくても、身体だけは反応してしまうこともある。


     


    性感において、“濡れる=感じてる”というイコールは、実はとても雑な分け方だと思う。


    だから俺は、身体が発しているのが“快感”なのか“緊張”なのかを、ちゃんと観察するようにしてる。


     


    指先に伝わる温度、少しだけ跳ねる肩、触れたあとに呼吸が深くなるか、それとも止まるか。
    そういうところに、ヒントがある。


     


    無理に濡らそうとは思わない。
    そこに執着するほど、性感は遠ざかっていくから。


     


    感じるって、“身体がどうなったか”じゃなくて、“その瞬間、自分でいられたか”だと思う。


    「濡れるかどうかより、安心して反応できるかどうか」
    それが性感の土台だと思ってる。


     


    性感って、触れることじゃなく、ほどけていく過程そのもの。
    だから、焦らなくていい。
    足りないって思わなくていい。


    そのままで、充分。