女風の“初めて”って、やっぱり特別だと思う。
緊張するし、うまくできるかもわからない。
頭の中は忙しいのに、身体は思ったより素直だったり、逆だったり。
初体験って、行為そのものよりも、「どう向き合おうとしたか」が心に残る気がする。
照れながら近づいて、触れたあとに一瞬息が止まって、そのまま何も言えなくなる。
あの“間”には、誰にも真似できない色気がある。
初めてだからうまくいかなくて当たり前だし、力が入りすぎて余計に空回りもする。
でもその不器用さが、何よりもエロいことがある。
たった一度しかない“ぎこちなさ”って、人をドキドキさせる不思議な魅力を持ってる。
だから俺は、静かに、ゆっくり呼吸を合わせていく。
あれこれ説明しすぎず、ただ、怖くないよって空気を背中で見せるように。
「うまくやるより、ちゃんと向き合った“初めて”の方がずっと記憶に残る」
初めてって、たぶん一番“人間っぽいエロさ”が出る瞬間だと思ってる。