Noah

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昴の写メ日記

  • “感じる自分”を許せなかった日々
    “感じる自分”を許せなかった日々

    昔、自分自身に対して「感じること」にどこかでブレーキをかけていた時期があった。


     


    快感に反応することが、だらしないことのように思えたり、感じている顔を見られるのが、どこか恥ずかしかったり。


     


    気持ちよさよりも、気まずさが勝ってしまう。
    本音よりも、平静でいることを選んでしまう。


     


    でも今ならわかる。
    感じるって、むしろ“ちゃんと生きてる証拠”だった。


     


    心が許した瞬間、身体がそれに応える。
    それはごく自然な反応であって、恥じるものじゃない。


     


    性感の仕事をするようになってから、“感じることを自分に許せない人”がこんなに多いんだと知った。
    そしてそれは、過去の自分そのものでもあった。


     


    感じないんじゃない。
    感じることを、無意識に避けていただけ。


     


    誰かに見られること。
    気を抜いた顔になること。
    声が漏れてしまうこと。


     


    そのすべてにブレーキをかけていたら、身体の奥にある感覚には、たどり着けない。


     


    だから俺は、まず空気をつくる。
    無言でも、肌が触れてなくても、“ここでは力を抜いていい”と思ってもらえる空気を。


     


    性感って、そういう場づくりから始まる。


    「快感は、解放のあとにやってくる」
    「性感は、感じる自分を取り戻すためのリハビリ」


    自分を責める必要なんてない。
    ちゃんと感じたとき、“あ、これが自分だったんだ”って少し笑えるようになる。


    そうやって、自分に触れる時間を、これからも丁寧につくっていきたいと思ってる。