Noah

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昴の写メ日記

  • 性感は静かで繊細なもの
    性感は静かで繊細なもの

    性感って、言葉にするとすごく直接的に聞こえるけど、実際にやっていることは、意外と静かで繊細なものだったりする。


    どこをどう触るかじゃなくて、どのくらいの“間”で、どのくらいの“温度”で、その人の感覚がどこから開いていくのかを探っていくことに近い。


    焦らすとか、じらすとか、そういうテクニックの話じゃなくて、触れない時間のほうが、時にいちばんエロいこともある。


     


    手のひらが肌に触れる寸前。
    唇が呼吸だけを感じて、まだ肌に落ちないとき。
    何もされていないのに、身体が勝手に期待をしてしまう。


     


    性感には、「行為」よりも「空気」がある。
    その空気のなかで、感覚がじわじわと立ち上がってくる。
    心が追いつく前に身体が応えてしまう、あの感じ。


     


    身体が熱を持ち始めると、皮膚の反応が変わってくる。
    同じ場所を撫でても、深く沈むような動きになる。


     


    触れているだけなのに、そこから音が漏れるようになると、ようやく性感が“始まった”感じがする。


     


    性感って、“イカせる技術”じゃない。
    “感じていい自分”を思い出す時間だと思ってる。


     


    誰に見せるわけでもなく、うまく反応しようとする必要もなくて、ただ、目を閉じて、自分の感覚に集中していく。


     


    快感って、がんばって得るものじゃない。
    脱力したとき、油断したとき、少し素になったときにしか、ちゃんと届かない。


     


    性感って、身体と心がほんの少しずつ緩んでいくプロセスそのもの。
    その“変化の瞬間”にあるエロさを、俺は大切にしたいと思ってる。