この仕事をしていると、つい「会ったとき」が関係の中心に思えるけれど、本当に大事なのって、“会っていない時間”にどんなふうに繋がっていられるかじゃないかって、最近よく思います。
たとえばDM。
たわいもないやり取りの中に、ふとした温度がある。
「今日はちょっと疲れた」って打ち明けてくれる瞬間や、「この間の○○、良かったね」って言葉。
顔は見えなくても、ちゃんと“心で会話してる”って感じがする。
通話でもそう。
姿が見えない分、声に気持ちがにじむ。
言葉の間、呼吸の速さ、少し照れくさい笑い方。
そういうひとつひとつが、画面越しでも心に残ったりする。
この“会っていない時間”って、何かが起きてるわけじゃないけど、確実に関係が育っていく時間だと思うんです。
逆に、会っている時間だけで全部を築こうとすると、一瞬は盛り上がっても、そのあとにぽっかり空白ができてしまうこともある。
だから自分は、DMでのやり取りや通話も、ただの「連絡手段」だとは思っていません。
むしろそこに、その人の素が出たり、想いが溶け込んでたりする。
“ちゃんと会って話したい”って思えるのって、そういう積み重ねの先にあるんじゃないかなって思います。
文字だけでも、声だけでも、「この人とまた会いたい」と思ってもらえるような関係がつくれたら、それはすごく大事なつながりだと思っています。
会えない日々の中でも、少しずつ育っていく気持ちがあることを、ちゃんと信じていたいです。