セラピストという仕事をしていると、「癒す側」「与える側」として見られることが多いです。
でも、正直なところ自分だって、日々の中で気持ちが沈むことはあります。
最近、仕事や人間関係でちょっとしたことが重なって、気づいたら心がどんよりしていました。
疲れてるはずなのに、寝てもあまり休まった感じがしなかったり、何をしても楽しめなかったり。
人と話すのが好きなはずなのに、連絡を返すのさえ億劫になったり。
「自分がこうなるなんて」
って思うこと自体が、また気持ちを追い込んでしまって、何重にも絡んだような、そんな時期がありました。
でも、そんなときにふと思ったんです。
自分が誰かを癒したいと思うなら、まずは自分のことをちゃんと扱ってやらなきゃなって。
自分の感情に“がんばらせない時間”を意識的に取るようにしています。
それでもまだ、うまく切り替えられない日もあります。
でも、立ち止まってもいい。
回り道してもいい。
そう思えるだけで、少しだけ心が軽くなります。
セラピストも人間です。
気持ちが揺れる日もあるし、誰かに頼りたくなる夜もある。
だから、完璧であろうとするよりも、「ちゃんと立ち止まる」ことを、もっと自然にできる人でありたいと思います。
そして、自分の気持ちを整えながら、また誰かの“安心できる場所”でいられるように、少しずつ自分を取り戻していこうと思っています。