女風のサービスをしていると、DMって本当に欠かせない存在だなと感じる。
予約のやり取りはもちろん、事前の相談や、ちょっとしたお礼、感想の言葉。
そういうのが、セラピスト個人のアカウントを通じて、DMで直接届くのが当たり前になっている。
でもこれって、実はすごく特別なことなんじゃないかと思ってる。
たとえば、男性向けの風俗では、基本的に店舗に連絡して予約するのが普通。
もちろん例外もあるけど、“キャストと直接つながる”という前提はあまりない。
それに対して女風は、ほとんどのセラピストが自分のXアカウントを持っていて、DMでお客様とやり取りするのが“文化”として根づいている。
でも本来なら、予約はお店が受け付けてくれるし、セラピスト個人がアカウントを持つ必要なんてないはず。
それでも、アカウントがあるのはなぜか。
DMでのやり取りが大事にされているのはなぜか。
「どんな人なのか知ってからじゃないと不安」
「初めてのことだから緊張する」
「自分の気持ちをわかってくれる人なのか確かめたい」
そんな気持ちに寄り添うために、事前に少しでも関係が築ける手段として、DMという選択肢が必要だったんじゃないかと思う。
実際、自分もXを通して「この人と会ってみたい」と思ってもらえることがある。
DMで少し会話したからこそ、安心してもらえたことも何度もある。
言葉のやり取りを通して、まだ会ってもいないのに、どこか関係が始まっているような感覚になれるのも、女風ならではかもしれない。
もちろん、DMには繊細な距離感がある。
返事が遅れてしまうこともあるし、言葉選びに悩むこともある。
でも、だからこそそこには“人と人とのやり取り”がある。
自分も全てのDMにすぐ返せるわけじゃない。
けど、届いた言葉はひとつひとつちゃんと読んでいます。
そこに込められた気持ちに、いつもありがたさを感じている。
DMは、予約の手段である前に、「あなたと関わってみたい」という気持ちが届く場所。
だからこそ、これからも大事に向き合っていきたいと思ってる。